「VRを始めたい!でも、VRヘッドセットの選び方がわからない・・・。」そんなお悩みをお抱えではないですか?
今回は、VRヘッドセットの選び方や違いが分からない方に向けて、購入の際に確認するべき点や注意する点を解説します!
この記事はこんな方におすすめ!
- VRChatやBeat SaberなどのVRゲームを始めたい
- VRヘッドセットの選び方や注意点、用語が分からない
- とにかくVRを体験してみたい
※紹介するVRヘッドセットは、価格が変更されている場合があります。
注意点:タイプについて
VRヘッドセットのタイプは、「スマートフォン用」、「PC用」、「スタンドアロン」に分けられます。では、両者の違いとそれぞれのメリット、デメリットを説明します。
スマートフォン用
スマートフォン用のVRヘッドセットは、利用する際にスマートフォンを装着する必要があります。
映像などのクオリティは低いものの、非常に安価でVRを楽しむことができます。コスパ良くVRを楽しみたい方や、いきなり高額のVRヘッドセッドを購入することに躊躇いがある方は、スマートフォン用のものから購入すると良いでしょう。
PC用
PC用のVRヘッドセットは、利用する際にPCと接続する必要があります。
VRはPCに大きな負担をかけるので、グラフィックボードを搭載したPC(いわゆるゲーミングPC)に接続する必要があります。
PC用のVRヘッドセットを単独で使用することはできないので、購入の際は注意してください。
スタンドアロン
スタンドアロンのVRヘッドセットは、PCなどと接続する必要がなく、単独で使用することができます。
ただし、使用する際に充電が必要です。また、利用したいソフトやゲームなどによっては、スタンドアロン型のVRヘッドセットに対応していない場合があります。
注意点:トラッキング方式について
「トラッキング」は、人間の頭や手の動きを感知したり、体の向きや角度を認識する技術のことです。
VRヘッドセットの「トラッキング方式」によって、どの程度繊細な動きを感知し、再現することができるかどうかが決まります。
トラッキングの方式は、「3DoF」と「6DoF」に分類されます。では、トラッキングの方式の種類について説明していきます。
3DoF
3DoFは、3 Degrees of Freedom の略であり、3方向の自由度を持ったVRヘッドセットであることを指します。
首を左右前後に降ったり、首を回したりする動作の感知に対応していますが、歩行などの動きには対応していません。
スマートフォン用のVRヘッドセットは3DoFであることがほとんどです。
6DoF
6DoFは、6 Degrees of Freedom の略であり、6方向の自由度を持ったVRヘッドセットであることを指します。
首を左右前後に降ったり、首を回したりする動作に加え、前後左右の歩行移動の感知に対応しています。
注意点:視野角とリフレッシュレートについて
「視野角」は、VRヘッドセットを装着した際の視界の広さのことです。視野角が大きければ大きいほど、より没入感のあるVRを体験することができます。
「リフレッシュレート」は、VRヘッドセッドが1秒間に何枚の画像を表示することができるかどうかを示す数値です。リフレッシュレートが高ければ高いほど、よりリアリスティックな映像を楽しむことができます。
注意点:プレイエリアについて
「プレイエリア」は、VRヘッドセットを着用してゲームなどをプレイすることができる範囲のことです。
VRヘッドセットの種類によっては、プレイエリアに範囲の制限ある場合があるため、注意が必要です。
注意点:価格帯について
VRヘッドセットの価格帯は、以下のようになります。
タイプ | 価格帯 |
スマホ用 | 1,000円~1万円 |
PC用 | 4万円~10万円 |
スタンドアローン | 3万円~7万円 |
中でも高性能なVRヘッドセットには非常に高値なものも存在しますが、基本的にはここに示した価格帯で購入することができます。
機能などをあまり重視しない方は、価格帯で購入するヘッドセットを選択しても良いでしょう。
注意点:その他
その他、VRヘッドセットを購入する際に気を付けたい点は以下のようになります。
- 重量
- 内臓ストレージ(スタンドアロンの場合)
- スピーカーの有無
- マイクの有無
では、以上を踏まえて、おすすめするVRヘッドセットを紹介します。
なお、今回紹介するヘッドセットは、VRChatやBeat Saberなどといったゲームを快適に遊ぶことができる製品となっております!
おすすめVRヘッドセット
Meta Quest 3
タイプ | PC・スタンドアロン両用 |
価格 | 74,800円 |
トラッキング方式 | 6DoF |
視野角 | 110度 |
プレイエリア | 制限なし |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 |
マイク | マイク内蔵 |
MR(Mixed Reality:複合現実)機能が搭載されており、現実世界の映像に様々な仮想オブジェクトを映し出すことが可能になっています。現実世界のテレビを見ながら、仮想空間に表示させたもう1つのモニターでゲームを遊ぶ・・・などといったことが可能になっています。
重量は515gであり、本体が非常に薄く作られているため、装着時の首への負担が少ないです。長時間遊んでも体に支障はありません。
一般用Questシリーズの次世代機であるため、グラフィックが大幅に向上しており、非常に高品質な映像で遊ぶことができるVRヘッドセットです。手軽に「最新のVR技術」を体感したい方にはぜひおすすめしたい一級品です。
HTC Vive Pro 2
タイプ | PC |
価格 | ヘッドセットのみ: 103,400円 フルセット(コントローラーなどを含む): 178,990円 |
トラッキング方式 | 6DoF |
視野角 | 120度 |
プレイエリア | 最大10m四方 |
スピーカー | ハイレゾ対応ヘッドフォン付属 |
マイク | デュアルマイク内蔵 |
多機能・高性能を追求するのであれば、HTC Vive Pro 2の右に出るものはありません。様々な追加モジュールが発売されており、眼球の動きを感知するアイトラッキング機能や、足や腰などの動きを感知するフルトラッキング機能を利用することもできます。
また、数あるVRヘッドセットの中でも画質が特に優れていることが有名で、5K相当の解像度を有しています。
「せっかくなら良いものを買いたい」「将来買い換えるのは嫌だ」そんな方におすすめしたい商品です。
HTC Vive Pro
タイプ | PC |
価格 | フルセット(コントローラーなどを含む): 137,000円 |
トラッキング方式 | 6DoF |
視野角 | 10度 |
プレイエリア | 最大10m四方 |
スピーカー | ヘッドフォン付属 |
マイク | デュアルマイク内蔵 |
多機能・高機能なVRヘッドセットを購入したいが、HTC Vive Pro 2は高すぎる・・・。という方には、旧版のHTC Vive Proもおすすめです。
最新版より画質などの面で機能は若干劣りますが、非常に高品質な製品であり、他のVRヘッドセットとは一線を画します。
Oculus Quest 2
タイプ | PC・スタンドアロン両用 |
価格 | 128GB: 47,300円 256GB: 53,900円 |
トラッキング方式 | 6DoF |
視野角 | 110度 |
プレイエリア | 制限なし |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 |
マイク | マイク内蔵 |
手軽な値段でVRを遊びたい方にまずおすすめしたいのは、やはりOculus Quest 2です。
高性能でありつつ比較的安い値段で購入することができるため、利用者が非常に多いVRヘッドセットです。現在販売されている一般向けのヘッドセットの中でも非常に高い解像度を誇っており、機能性も十分です。
困ったらこれを買うべき!と言っても過言ではないほどおすすめできる製品です。
PICO 4
タイプ | スタンドアロン用 |
価格 | 128GB: 49,000円 256GB: 58,860円 |
トラッキング方式 | 6DoF |
視野角 | 105度 |
プレイエリア | 制限なし |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 |
マイク | デュアルマイク内蔵 |
Meta Quest 3と同様、MR(Mixed Reality:複合現実)機能が搭載されています。
ハイスペックなゲーミングPCなしでVR世界を体験できるのは、やはりスタンドアロン製品の強みです。ただし、BeatSaberなどといった一部のゲームソフトが配信されていないことがあるため、プレイしたいゲームなどがある場合は購入の際には注意してください。(なお、別途PCと接続してダウンロードすることは可能です。)
まとめ
今回の記事では、VRヘッドセットを購入する際に、確認するべき点や注意する点を解説しました。
・将来のために高機能なVRヘッドセットを購入しておく
・とりあえずVRを体験してみるために、手の届く製品を購入する
などなど、VRヘッドセットの選び方は人それぞれです。後悔しないよう、自身に合う値段や機能の製品を選びましょう。
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